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新加工方法開発秘話 品質向上や加工時間短縮のための加工方法を日夜研究しています

ボビン貼り機による接着作業

ボビンとはコイルを作るための銅線を巻く筒のことです。
薄い板状の材料を折り曲げて接着しますが、接着の乾燥を自然乾燥からボビン貼り機を導入することで接着ムラも少なくなり品質の向上にも役立ちました。

ボビン貼り機による接着作業

チューブ加工、曲げ切り込み加工

リード線を束ねるのに使われるチューブと呼ばれる筒状の製品に、お客様依頼による切り込みと、切り込みに合わせてチューブの潰し加工をしています。
チューブ加工機により決められた長さの切り込みを入れ、切り込みに合わせてローラーでチューブを潰します。
正確な切り込みを入れるために以前は協力工場へ加工依頼していましたが、社内設計の加工機を導入し価格低減を図っています。

チューブ加工、曲げ切り込み加工

ダクト貼り機

お客様の注文が殺到し、対応に苦慮する中、ある企業の生産技術の方々と当社技術部門が一体となり、製作しました。当初は材料にソリ、収縮の問題がありました。しかし、経験に裏打ちされた担当者が、材料の日々の変化を見逃さず、微調整を繰り返すことで解決に至りました。ダクト貼り機の完成により、生産能力が飛躍的に高まり、品質の優れた製品を安定して供給できる体制が整いました。今現在は3 台体制により、大小様々な大きさの製品の大量生産が可能となっております。

ダクト貼り機

ノーメックス7段折

ノーメックスは、耐熱性、難燃性、機械的強度に優れる一方、折り曲げることが非常に困難な材料です。優れた材料であるノーメックスを使用したいというお客様からのご要望にお応えするため、事業所の全員がアイディアを出し合い、試行錯誤を繰り返すことで、最終的にノーメックス7段折設備を考案しました。昭和63年にノーメックスのメーカーであるデュポン社の方がお見えになり、この製品をお見せしたところ、「このような使用方法があるのか」と深く感心され、技術開発費を頂くこともできました。

ノーメックス7段折

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